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不死鳥 2006-12-26
 無数のヒットを放ったJBも、80年代の波には勝てない

のか、忘れかけられた85年に音楽ファンを往復ビンタし、

「JB恐るべし」思わずアッパレと快哉し、その地獄の底

から湧き上がるような圧倒的シャウトでノックアウトする

作品。オケは今聴くとやっぱり80年代だなと思ってしまう

輪郭クッキリの造りだが、本人には時代は関係ない。いつ

も以上にボーカルが厚い。熱い。

 聴き所はもちろん「リヴィング・イン・アメリカ」だが

これはこれで聴くよりやはり『ロッキー』を観てもらった

方がよい。この曲のヒットは本人も心に来るものがあった

ようで、インタビューで80年代のヒット曲と来れば必ずこ

の曲を引き合いに出していた。プロデュースのダン・ハー

トマンは相当なファンらしく、「ターン・イット・ルース」

は過去の名曲をリファイン・アップしたようなレア・グルーヴ

で思わずニヤリとする。アリソン・モイエとの「レッツ・

ゲット・パーソナル」は途中掛け合いがあるが、アリソンも

負けていない。いい!「ゴライアス」も80年代的だが重厚

なビートを誇り、メイシオも生き生きとしている。

 ここで勢いを得たJBは次作『アイム・リアル』へ突き進む

わけだが、JBが「自分をプロデュースしてもらう」スタンス

へはっきり変わったという意味でも重要な作品である。とにか

く、ヤワなニュー・ウェイヴをあざ笑うかのような傑作。


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この記事は2008/12/9に作成しました。
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